英語と日本語の間で・・・
こんにちは。墨田区曳舟にある子ども英会話教室 Seedling English 講師の Nao です。
寒かった冬も終わりですね。少しずつ春を感じるようになって来ました。
衣替えと同時にクローゼットの整理をしていたら、今シーズン一度も着なかったコートやセーターを発見。。そう、今年こそは断捨離!と、新年の目標にも掲げている私。思い切って、もう着ない服は袋に詰めて区の古着回収に持って行きました。
ときめきの春!
そんな話をしていたら友人が教えてくれたのですが、今アメリカでも断捨離や片付けがちょっとしたブームになっているとか。そういえば先日テレビでチラッと「こんまり」さんのお片付け本が海外でベストセラーになっているというニュースを見たことを思い出しました。「こんまり」さん、皆さんご存知ですか。
私も何年か前に「こんまり」さんこと近藤麻理恵さんの本を読んだことがあります。彼女のお片付け術に登場する「ときめき」という言葉、(自分の持っているモノと対峙してときめくかときめかないかで取捨選択していくというあれですね)これは英語版では、
spark joy
と訳されているそうです。なんと素敵な翻訳!「ときめき」や「ときめく」を辞書で引けばそれらしい言葉は他にもありますが、spark joy はシンプルでわかりやすく文脈に沿っていて、更に私たち日本人にも比較的馴染みのある言葉だな…と思いました。
頭の中の日本語を…
日本語から英語に訳そうとする時、辞書で調べた単語を使って直訳で文を作るとおかしな表現になってしまうことがあります。例えば、
「電話番号教えて。」
という時、日本語で考えると「教える」= teach だと思って、
Teach me your phone number. → ???
と訳してしまったこと、ありませんか? これだと「電話番号を教授して」??みたいな、意味のわからない感じになってしまいます。
「教える」と言っても知識や技術や勉強などではなく、電話番号や住所や道などのちょっとした情報を「教える」という場合、英語では tell(伝える)を使って、
Tell me your phone number.
と言うのが普通です。英語と日本語はもともと違う言語なので直訳には限界があり、私たちの頭の中にある日本語をそのまま置き換えてしまうと、場合によってはおかしな表現になってしまうという例です。(*例文ではシンプルな表現にしていますが、誰かにお願いする時は Please / Can you.. などを頭に付けるといいですね。)
でも、こんな間違いを繰り返しながら会話力は育っていきます。
そして訳(やく)を作ることと会話は別のものと考えて、日本語で話す時は日本語で、英語で話す時は英語で考えられるようになると言語間の違いにも戸惑わず、むしろその言い方の違いを楽しめるようになると思います。
言葉の自由さと面白さ
さて、アメリカでの「こんまり」さんブームで、もうひとつびっくりしたのが「KonMari」という言葉が英語の動詞になっているということ!!
I'm konmariing my closet.
(クローゼットをこんまり中。)
I konmaried the drawers.
(引き出しの中をこんまりしたよ。)
ツイッターで検索すると、こんな感じで使われています。sushi とか kimono のように日本語がそのまま英語になっているのはよく見かけますが、動詞となると形が変わるのでこれまた面白いですね。しかも名前!(思わずご本人はどんな気分なのか想像してしまいます。)
流行り言葉のような側面があるのでどこまで広く使われているのか、果たして今後も定着していくのかはわかりませんが、日本語でも Google で調べることを「ググる」と言ったり、trouble を「トラブる」と言ったりするような感じですね~。
言葉って面白い!
これからも英語と日本語の間を行ったり来たりしながら、皆さんと一緒に楽しく学習して行きたいと思います。
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Seedling English は、下町にある小さな英語教室です。
英語を学ぶのではなく、【英語で学ぶ】をコンセプトに
子ども達が楽しい英語教室を目指してがんばってます。
インスタグラムでは日々のレッスンの様子を紹介しています
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