オンザ眉毛と前置詞の考察
こんにちは。墨田区曳舟にある子ども英会話教室、Seedling English 講師の Nao です。
突然ですが、「オンザ眉毛」と聞いて、うんうんあれね。。と思い浮かぶのは、いくつくらいの世代でしょうか。その昔「前髪切ったらオンザになっちゃった!」なんて会話を友達としていたのが懐かしいですが、最近はあまり聞かなくなりました。皆さん知っていますか?
英語?日本語?カタカナ語??
先日髪を切ってもらいながら、美容師さんとカタカナ語について話していました。オンザ眉毛に始まり、ヘアスタイルのメニューにも最近どんどん新しいカタカナが増えて、時々「え?!」と聞き返すこともあるとか。ある日、いかにもおしゃれな高校生くらいの男の子が、
「バブマにしたいんですけど」・・・
どうやらこれ、バブルマッシュという髪型のことだそうです。
バブルマッシュ・・・これだけでも初耳なのに更に省略されています。マッシュだって、もともとはマッシュルーム?いや、マッシュルームカット??若い子たちの文化ってもう訳がわからないですよね!と笑う美容師さんだって私から見たらまだまだお若いんですけどね!
英語だけでなく様々な外来語をカタカナに直して更にアレンジをしていく日本語の面白さを感じるお話でした。
私たちが普段何気なく使っているカタカナ語ですが、例えばこうやってアレンジされて日本語として使われているので、英語だと思っていても実際の英会話では通じないことも多々あります。
前置詞 On のイメージは
オンザ眉毛のオンザは、「on the」だと思われますが、これだって実際は on じゃなくて above じゃないと通じないはず。
on だったら前髪が眉に付くよう、かかるように切って、というふうにとられるかもしれないので、眉が出るくらい短くというのとは逆の意味にもなり得るでしょう。
on, above, in, at などなど、英語の前置詞はその意味を知る際に、日本語の訳を覚えるというよりはイメージでとらえることが大事です。
on は、~の上に、と訳されることが多いと思いますが、
テーブルの上にコップが置いてあるのも、
瞼にアイシャドーを付けるのも、
壁にポスターが貼られているのも、
服を着るのも、
on のイメージです。
on のイメージをあえてひと言でいうなら「接触」。
それに対して above は単純に「上」というイメージです。
over もこれに似たイメージがありますが、また少しニュアンスが変わってきます。
これらは会話をしながら徐々に感覚がつかめるものですが、前置詞のイメージを絵や図を使って解説した様々な記事や本を見つけることも出来るので、参考にしてみるのもいいかもしれません。
クラスでもこういった前置詞が登場する度に説明しながら少しずつ感覚を身に付けていけるようにしています。
ところで普段話している日本語でも、髪型のオーダーってなんか難しいですよね。
学生時代をイギリスで過ごした私ですが、自分のなりたいスタイルを英語で伝えるのは更に大変で、初めはなかなか思ったとおりの仕上がりにはならなかったことも今となれば楽しい思い出のひとつです。
前髪を眉が出るように短くした「オンザ眉毛」のスタイル、私が中学生の頃は長い前髪が邪魔になるので「オンザ」にしなさいと先生や親に言われては嫌がる子が多かったのですが、最近はこの短い前髪も「ぱっつん前髪」や「オンザ眉毛」としてオシャレに生まれ変わり、人気のスタイルのようです。
「オンザ眉毛」と前置詞について考えながら、見るともなく鏡を見ているうちに美容師さんはイメージ通りの髪型に仕上げてくれて、その日は足取りも軽く帰宅した私でした(^-^)!
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Seedling English は、下町にある小さな英語教室です。
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子ども達が楽しい英語教室を目指してがんばってます。
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